2009年4月18日土曜日

アリスは切り込みつづけるのだ

これ以上ないほど巨大で膨らんで自らを威圧していくものと、細く鋭くそれに突きぬけようとするもの。 不思議の国のアリス症候群的な不安を呼び起こすモチーフが、認知の仕組みの何を示しているのかはわからない。

これ以上ないというほどの巨大さと細さ、白と黒、あるいは高熱で浮かされた脳が、その間からあらゆる「形」と「色」を生み出すような認知の両端点を垣間見せているのかもしれない。ならば「場所」はどうか? ベールに包まれたような現実感のない離人症的感覚と孤独と不安。こちらには信頼が担うべきであろうもう一つの端点が見当たらない。

内なる世界で一番大きなものとはなんだろう? 宇宙に書類キャビネットを詰め込めばたぶん 1083 枚ぐらいの書類を保管できるが、たぶん 59 文字からなるアルファベットの文字列の数がそのくらい。 枝分かれする選択の先の先を想像するとあっという間にめまいに襲われてどんなにがんばってもこっちの負け。負けなんだけど細く鋭く突き抜けようとがんばる。

2009年4月15日水曜日

天使のしごと考

この世の全ての粒子の作る相空間の一点なり、宇宙全体の波動関数なり、それ自体かなり怪しげなことを考えて、宇宙の外にそのコピーが存在するのだと考えてみることと、この世には関わることは一切できないが天使みたいなもんが人々の内なる声をじっと聞いて記録しているのだと想像してみることは、あんまり違わない。

宇宙の完全なコピーがもうひとつあることと、すでに宇宙が 1 つあることともほとんど同じ。

よって、天使が一切この世に関われないとの前提では、宇宙があるというこの確からしいことと、耳を傾ける天使がいることはほとんど同じことという帰結。

しかし天使がいると想像してみる人と、心の中は完全に孤独だと考える人とでは、その人の行動自体が変わってくるだろう、物理的に。 つまり想像の天使はこの世に関われないという前提は誤りなわけだ。そうやって世界に関わる天使はこの世界で一体何をやっているのだろう。

音楽は音波ではなく、物語は文字列ではない。そこにいるのは天使かもしれない。

2009年4月13日月曜日

悪魔のしごと考

世界はどんどん記述されていくでしょ、前の世界を参照して。 なんで、記述はどんどん膨らんで、重箱の隅をつついて、世知辛くなって、過去の記述を覆せなくなる。 社会は世界とどんどん相関を作り出して単調に膨らむ。 忘れない限り情報はたまってく。

それであれでしょ、とするとデーモンのメモリみたいなもんだ。 外部から見れば記述するのにエントロピー増大の下限はない。 内部では情報がたまって世界のエントロピーが減っていくかに見える。 で、えっとどうなるんだ?

書類をシュレッダーにかけてぐちゃぐちゃにしたり、ハードディスクを完全消去したり、暗号化パスワードを忘れちゃったり、アレクサンドリアの図書館を燃やしちゃったり、アルコールで脳細胞がいい感じで溶けたりして過去が忘れさられるときに余分に熱が出るな、ちょびっと。 いやそれは問題じゃない…逆だな。

記述され続けちゃうかに見える単調性って何だ? 世知辛さの第二法則は何の第二法則だ?

だいたい、すでにあるものを記述するんじゃなくて、記述するからあるのだ、っていうところが濃くなってくな…。 観測だからな、浄と不浄だな。 ついでに、そうでありえたものもその時になって生まれるのかな? だからそうでありえたはずのものへの憧憬や後悔も単調に増えてく、単なるゴマメの歯軋りの第二法則か? 悪魔にとって悔恨の情とは?

うむむ、アルコールで忘れるとするか。

* * *

Clematis Dance (x 60)

クレマチスは踊る。 日曜の朝 8 時ぐらいから夕方 6 時ぐらいまで。 15 分に 1 コマで、1 秒が 1 時間。 昼頃水をあげたらてきめんに元気になった。

2009年4月10日金曜日

迫りくる8時30分

朝、ふと設定画面をながめ、Aterm の NAT 設定をようやく理解。 チェックボックスにチェックが入ってないだけだった。
朝、OpenOffice-3、24 時間以上のコンパイルを終えてエラーで終了。
朝、今日もゴミ出し時間はクリティカル。 自治体の北西端のデメリット。

2009年4月8日水曜日

散らずんば花咲くこと無し、咲かずんば…

夜はまだ寒い。 腹をこわす。 ソメイヨシノは猛烈な勢いで花びらを散らすが、となりの公園には八重咲きのしだれ桜。 花祭り。

浄相に因らずんば 則ち不浄有ること無し
浄に因りて不浄有り 是の故に不浄無し
不浄に因らずんば 則ち亦た浄有ること無し
不浄に因りて浄有り 是の故に浄有ること無し
(『中論』 23 章 10,11)

大乗仏教はシュールなソシュール。

* * *

子どもは何を問わなくてよいかを確認するために問いを発するだけなのかもしれない。

大人はこの世界がそれほど悪いところでないことを確認するために悪いところばかりを探すのかも。

世の中を言葉で覆いつくそうとすれば行き着く先は袋小路。
袋小路から抜け出す知恵はだれが教えてくれるのだろう。

2009年4月6日月曜日

花明り

暖かい。 いやむしろ暑い。 クレマチスはむしろ水が足りないといわれる。 花屋のおばさん、何も買わないのに快く忠告してくれる。 いやむしろ迷惑そうだったか。

* * *

夜桜。 月は十三夜ぐらいか。

無理やりめの 30 秒露光。 色相いじりまくり。

2009年4月5日日曜日

緊急地震速報を初めて受信。 震源は群馬…ほんとに 10 秒前…うぉうぉ…なんもできねえ。 このアパートは倒れない?— M 3.5、震度 1 未満。 被害状況は、ハンガーがちょっとだけ揺れた…気がする…机に足ぶつけたからね。

その後さらに 2 度受信。 ただし群馬以外は日高 (M 4.7) と日向 (M 5.6)、うむ、設定変更が必要だ。

* * *

ゴーヤで一挙両得も勧められたけどクレマチスに日和ったベランダ緑の日除け計画。 キンポウゲ科なので有毒。 何か指先がピリピリするよ。

葉っぱの茎が何かにぶつかるとくるりと元気よくからみつく。 表面の細かい毛で察知しているのだろう。

左右に伸びる 3 枚ずつの葉と中央の茎やつぼみが成長の単位らしい。 伸び始めたこいつらは万歳をするかのよう。

つぼみはたくさんついているのに十分開く前に枯れちゃう花あり。 咲いても強く色づこうとも堕ちていきますクレマチス。 何が不満だというのだ。

* * *

足の小指にぶつかってやろうと床でこちらの様子を伺っている物理的に収め場所のない余剰本たち約 100 冊。 歩いて 3 分の市民図書館への寄贈では蔵書になれなかった本は表の「勝手にもってってラック」的なものになんとなく置かれるらしい。 なんとなく無くなっていくらしい。

とりあえず古本屋で値のつかなかった 8 冊をかかえゆく。 かえって迷惑かもなあ。

* * *

NYTimes 曰く、NORAD によると「軌道に投入された物体なし」と。 みんな嘘らしく香ってます。 セルゲイ (仮名) の身が心配だ。

2009年4月4日土曜日

スプートニク・ショック

桜満開。 わたしは全力で北海道の 5 月から 7 月の穏やかな季節を支持するが、ゴールデン・ウィークの梅と桜は間違っている。

* * *

あきらかに騒ぎ過ぎの北からのロケット祭り。 いつもながらのマス・ヒステリーへの誘導もさすがにどこか白けてみえる。

ときに、あの国のあの体制の中で、やはりセルゲイ・コロリョフみたいのががんばっているのだろうか? がんばれセルゲイ。 何がどうあれ君の成功は祈ってるよ。

2009年4月2日木曜日

括弧閉じ脅迫性障害

昨日とうって変わって天気晴朗、風強し。 酎ハイ 1、ピスタチオ 36 g。

* * *

Xorg での珍妙なキーの振る舞いは xf86-input-keyboard-1.3.2 を再インストールしたら何となく解決。更新されてなかった??

いくらかキーマップに問題が残る。 使っているキーボードのコードがいくらか独特なので、これまで Xmodmap で修正していたのだが、これも効かなくなったよう。 括弧は開けても閉じたくないらしい。

2009年4月1日水曜日

それに駅売店の美人のおねいさん 1

新年度、エープリル・フールズ・デイ。春分が 4/1 と微妙にずれているのはシーザーが悪いのかグレゴリオのせいか? ん、冬至が 1/1 とずれたと言うべきか? 人は冬至と春分、どちらを先に特別視して祝いだしたのだろう? 冬至を春の始まりとまで考えるのはいささか人為が過ぎる気がするが。

* * *

歩いて 3 分の距離にスーパー 2、コンビニ 3、ファストフード 3、本屋 2、その他茶店・食堂など多数、古いレンズを置いたカメラ屋と古本屋まである。 駅前の甘やかされ具合はどうだ。

その他の数字、たばこ 14、コーヒー 4、未整理ダンボール約 30、クレマチス 1、図書館から文庫本 1。

* * *

引越してから、妙に古いアスロン XP マシン『林檎』の調子が良い。 このまま東京の夏の猛暑も乗り切れるといいな。 俺が乗り切れるかな? 勢いに乗って FreeBSD を 7.1 にアップグレード。 ポートも更新。 しばし放っておいたので xorg の 7.4 へのアップグレードと gnome の 2.24 へのアップグレードのダブル・パンチ。 /usr/ports/UPDATING 20090114 の pkgdb の修正は必須。 コンパイルで大きなエラーはないみたい。 anjuta-2.24.2 のエラー

class-inherit.c: In function 'cls_inherit_draw_graph':
class-inherit.c:760: warning: implicit declaration of function 'ND_coord_i'
class-inherit.c:760: warning: nested extern declaration of 'ND_coord_i'
class-inherit.c:760: error: incompatible types in assignment

については、後のヴァージョンのものだけどこの辺のパッチを元に修正すると効くよう。https://mailman.research.att.com/pipermail/graphviz-devel/2009/000936.html

--- plugins/class-inheritance/class-inherit.c.orig 2008-10-20 00:35:30.000000000 +0900
+++ plugins/class-inheritance/class-inherit.c 2009-04-01 00:26:37.000000000 +0900
@@ -448,7 +448,7 @@
  */
 static void
 cls_inherit_draw_expanded_node (AnjutaClassInheritance *plugin, Agnode_t *node, 
-     point* node_pos, gdouble node_width, gdouble node_height) {
+     pointf* node_pos, gdouble node_width, gdouble node_height) {
  GnomeCanvasItem *item;
  NodeData *node_data;
  NodeExpansionStatus *node_status;
@@ -647,7 +647,7 @@
 
 static void
 cls_inherit_draw_single_node (AnjutaClassInheritance *plugin, Agnode_t *node, 
-     point *node_pos, gdouble node_width, gdouble node_height) {
+     pointf *node_pos, gdouble node_width, gdouble node_height) {
  NodeData *node_data;
  GnomeCanvasItem *item;
  gdouble text_width_value;
@@ -754,10 +754,10 @@
  {
   gdouble node_width;
   gdouble node_height;
-  point node_pos;
+  pointf node_pos;
   
   /* get some infos from the node */
-  node_pos = ND_coord_i(node);
+  node_pos = ND_coord(node);
   node_width = ND_width (node);
   node_height = ND_height (node);
--- plugins/profiler/gprof-function-call-chart-view.c.orig 2008-10-20 00:35:26.000000000 +0900
+++ plugins/profiler/gprof-function-call-chart-view.c 2009-04-01 00:36:49.000000000 +0900
@@ -250,7 +250,7 @@
 
 static void
 gprof_function_call_chart_view_draw_node (GProfFunctionCallChartView *self,
-            Agnode_t *node, point *node_pos,
+            Agnode_t *node, pointf *node_pos,
             gdouble node_width, 
             gdouble node_height)
 {
@@ -333,7 +333,7 @@
 
 static void
 gprof_function_call_chart_view_draw_edge (GProfFunctionCallChartView *self,
-            Agedge_t *edge, point *node_pos,
+            Agedge_t *edge, pointf *node_pos,
             gdouble node_height)
 {
  GnomeCanvasItem *item;
@@ -529,7 +529,7 @@
  GProfFunctionCallChartView *self;
  Agedge_t *current_edge;
  Agraph_t *current_graph;
- point node_pos;
+ pointf node_pos;
  gdouble node_width;
  gdouble node_height;
  
@@ -541,7 +541,7 @@
   
   if (self->priv->current_node)
   {
-   node_pos = ND_coord_i (self->priv->current_node);
+   node_pos = ND_coord (self->priv->current_node);
    node_pos.y += self->priv->y_offset;
    node_width = ND_width (self->priv->current_node);
    node_height = ND_height (self->priv->current_node);

X の入力デバイスが hal を介するようになったことでいろいろ参考に設定変更。 春木屋 - Xorg7.4のキーボード設定をkwsk で kwsk 解説されている。 xorg.conf で Xkb に伝えていた情報は /usr/local/etc/hal/fdi/policy/ 以下で設定。 /usr/local/share/hal/fdi/policy/10osvender/10-x11-input.fdi, freedesktop.org: xorg/xserver root/config/x11-input.fdi あたりを参考に。 『林檎』では /etc/local/hal:fdi:policy:10-x11-input.fdi にリンク。

X を起動してみると、やっぱり面倒が発生。 キー入力が変。 キーマップがちょっとばかり変というレベルではなくて、例えば 1 を押したら延々と n が出てくるという珍妙なレベル…。