2009年4月15日水曜日

天使のしごと考

この世の全ての粒子の作る相空間の一点なり、宇宙全体の波動関数なり、それ自体かなり怪しげなことを考えて、宇宙の外にそのコピーが存在するのだと考えてみることと、この世には関わることは一切できないが天使みたいなもんが人々の内なる声をじっと聞いて記録しているのだと想像してみることは、あんまり違わない。

宇宙の完全なコピーがもうひとつあることと、すでに宇宙が 1 つあることともほとんど同じ。

よって、天使が一切この世に関われないとの前提では、宇宙があるというこの確からしいことと、耳を傾ける天使がいることはほとんど同じことという帰結。

しかし天使がいると想像してみる人と、心の中は完全に孤独だと考える人とでは、その人の行動自体が変わってくるだろう、物理的に。 つまり想像の天使はこの世に関われないという前提は誤りなわけだ。そうやって世界に関わる天使はこの世界で一体何をやっているのだろう。

音楽は音波ではなく、物語は文字列ではない。そこにいるのは天使かもしれない。