2009年4月18日土曜日

アリスは切り込みつづけるのだ

これ以上ないほど巨大で膨らんで自らを威圧していくものと、細く鋭くそれに突きぬけようとするもの。 不思議の国のアリス症候群的な不安を呼び起こすモチーフが、認知の仕組みの何を示しているのかはわからない。

これ以上ないというほどの巨大さと細さ、白と黒、あるいは高熱で浮かされた脳が、その間からあらゆる「形」と「色」を生み出すような認知の両端点を垣間見せているのかもしれない。ならば「場所」はどうか? ベールに包まれたような現実感のない離人症的感覚と孤独と不安。こちらには信頼が担うべきであろうもう一つの端点が見当たらない。

内なる世界で一番大きなものとはなんだろう? 宇宙に書類キャビネットを詰め込めばたぶん 1083 枚ぐらいの書類を保管できるが、たぶん 59 文字からなるアルファベットの文字列の数がそのくらい。 枝分かれする選択の先の先を想像するとあっという間にめまいに襲われてどんなにがんばってもこっちの負け。負けなんだけど細く鋭く突き抜けようとがんばる。